ナホミオカダ造形表現研究所の歩み その2


ナホミオカダ造形表現研究所の歩み その2

アートは基軸

帰国当時は、モザイク教室と平行して、絵画制作をし、積極的に個展発表をしました。しだいに、モザイク教室活動に力を注ぐようになり、芸術としての作品づくりからはなれていきました。

 

モザイク表現、教室活動の模索-帰国から10年間-

芸術的活動と、職人的な工芸分野の仕事は、本来異なるものだと捉えております。古典模写から始まる伝統的なモザイクの仕事と、オリジナル作品との境界線、その融合を模索した時間でした。定期的にイタリア、ヨーロッパを視察しながら、モザイクに魅せられたものはなにか、モザイクの都市、ラヴェンナでマエストロから伝授された事柄を最も大切にしながらも、モザイクとオリジナルを結ぶ接点を探求した時間です。

しだいに、二つに分裂した事項がまろやかに熟成してきたのを感じた頃、一つのモザイク作品「おすましパッセッジャータ。」2009年制作(写真)が完成。帰国10年を経過した頃でした。一旦は遠ざかったアートへの思いが、蘇ってきた時期、ナホミオカダ造形表現研究所の基軸を再確認しました。

区切り線

2011年のがたモザイク工房誕生

モザイク教室は、自宅の一室から始まり、2010年に、㈱KURASU様協力の下に、自由が丘で活動しました。2010年末、偶然野方で物件と出会い、「のがたモザイク工房」を立ち上げます。工房のネーミングには、教室の生徒様からアイデアをいただき、親しみやすい名前に決定いたしました。

奇しくも、工房入居は、震災直後の3月20日でした。

 

 

区切り線モザイク

モザイク教室のこと

教室を始めたころ、2004〜6年頃-ガラスタイル-

ラヴェンナ伝統のモザイク制作法は、重量のある、モザイク用ハンマーと専用の割台で、素材を割ることに始まる。教室当初は、イタリアで学んだ古典技術と図案を、イタリア製のガラスタイルという、カラフルで扱いやすい素材に置き換えることを考案し、気軽に楽しむモザイク制作に力を注ぎました。次第にイタリアブームが浸透し、大理石モザイクを希望するお客様が増加しました。

「表現するよろこび」をつたえること

ナホミオカダ造形表現研究所、モザイク教室では、お客様に「表現する喜び」をお届けすることを大切にしてまいりました。イタリア直伝の伝統ある古典モザイク文化と、現代的かつ自由で造形的なアートモザイク、二つのスタイルを通して、モザイクする楽しさをお伝えすることが、目標でした。