モザイクについて

モザイクとは

 

*モザイクの歴史は古代にさかのぼります。モザイクは特に、地中海沿岸地域の建造物装飾技法として発展しました。公共施設の舗床、貴族屋敷内の床や壁、柱、噴水などにモザイク装飾が施されています。 モザイクとは、石、陶磁器(タイルやテラコッタ)、貝、ガラスなどの小片をモルタルに埋め込んで、生活空間を装飾しながら発展した美術の手法の一つです。幾何学文様や神話をモチーフとし、ギリシア末期からローマ帝国時代、続くキリスト教世界で技術的進歩を成し遂げていきました。

 

「モザイク画」と呼ばれる事もありますが、テーブル、鏡など、現代では立体工芸作品への用途も多くみられます。舗床装飾、宗教画などがモザイクで施されてきましたが、時代と共に、技術、目的、使用する材料など柔軟に変化しています。モザイクは、英語 (mosaic)、ドイツ語(Mosaik)に近い発音表記で、イタリア語ではモザイコ(mosaico)、フランス語では(mosaique)と表記します。

ローマ時代のモザイク

オスティアアンティーカイルカモザイク*ギリシアやローマ帝国の領土で、建造物の床や柱、装飾品として、モザイク技術が飛躍的に開花しました。モチーフは、狩り、食物、神話など、日常生活に関わるものです。素材は自然石の大理石が使われました。発祥当初、石を並べるというシンプルな柄だった舗床モザイクは、当時のモザイク職人の努力、帝国の発展とともに、より豊かで繊細なもの、写実的なものへと展開します。

写真ローマ/オスティア・アンティーカ遺跡

ビザンティン時代のモザイク

サンビターレ寺院モザイク*ビザンティン世界とギリシァ・ローマ帝国の関係、推移について語るためには、その時代について、広範囲の勉強が必要です。複雑で容易に手をつけられない歴史の流れの中に、モザイクの発展の歴史が横たわっています。この時代相次いで作られた教会内壁を装飾するためにモザイクが製作されました。モザイクは、自然石の大理石から華やかな色ガラスを使った表現へ移行、保存性に優れ、聖堂内の光により、繊細に演出されるモザイク画は、神秘的なキリスト教世界を表現するのに有効な手段でした。イタリアのラヴェンナはビザンティン時代のモザイクが美しく残る街です。1995年、ラヴェンナの初期キリスト教建築群は、ユネスコの世界遺産に登録されました。

写真ラヴェンナ/サン・ビターレ寺院

ウィキペディアより
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