アクイレイア再訪〜2018その3〜Aquileia


アクイレイア の地理的な位置をリンクします。

おなじみベネツィア、パードバ、からは、イタリアの鉄道で、2〜3時間。フリウーリ地方に属します。イタリア国境の街、トリエステまでは、40分です。

トレニタリアのサイトで、パードバからアクイレイア 、最寄駅のチェルビニャーノ(Cerbinano)まで調べました。価格は、10ユーロ代から25ユーロまで幅広いですが、安いです〜。

高速鉄道のチケットは、事前にネット購入すると、さらにお得だそうです。チケットレスですし、便利です。20年前は、駅のキオスクで、B5番横開き、黄色い時刻表を買ったものでしたっけ、、。

イタリアの駅には、改札がないので、スマホやタブレットに保存したチケット画面を車内で車掌さんに提示します。昨今は、安全のために、主要駅では、チケットを所持している人しか入場できないように、駅ホーム入場前にコントロールがある場合もあるようです。(フィレンツェでは、ありました)

アクイレイア と並び、訪れるであろうグラード/Gradoも、チェルビニャーノを起点に移動します。(トリップアドヴバイザーのリンク貼りました)

さて、

アクイレイア大聖堂
La Basilica d’aquileia

アクイレイア 初期キリスト教博物館
il Museo Paleocristiano di Monastero

 

アクイレイア国立考古学博物館に行ってみます。
il Museo Archeologico Nazionale di Aquileia

アクイレイア 国立考古学博物館 回廊

 

博物館内は修復中で、回廊のみ入れました。

回廊には、遺跡から保存されたモザイクが所狭しと展示されています。量が大いので、おもむろに放置されている感じもあります。けれども、気軽に立てかけられているモザイクこそ、じっくりと観るべき対象だと思います。

教会の床モザイクも、壁に綺麗に展示されているモザイクも見事です。しかし、観賞用に、修復の手が大分入っています。
手付かずのままの放置されたモザイク片は、発掘当時のままの状態、石は日に焼けたままで、苔むしているし、見栄えがしないですが、しみじみと見入ってしますね。暑く焼けた太陽の元で、突然とかげ、ルチェルトラ/lucertola がピュッと姿を見せたりすると、驚きの次に、ウットリとした感情が込み上げてきます。モザイクの木陰に逃げ込んでしまうのです。

現代のモザイク柄にも、トカゲ人気は高いですね。ガウディの有名なモザイクもトカゲでしたね。近頃東京ではトカゲを見かけなくなりましたが、のがた工房のある拙宅庭には、肌色ヤモリがおりますから、大切に見守っています。(モザイクとは関係ないですが、ヤモリの抜け殻を発見したこともありました。)

アクイレイア 国立考古学博物館 回廊

22年前と変わらない博物館回廊の趣に驚きます。モザイクに限定せず、石棺や石碑も良いものです。浮彫りには植物モチーフ、鳩や、イルカなどの具象の他に、碑文が刻みつけられています。文章が解読できたら、もっと古代に空想トリップできるのにと思いますが、何もかも理想を求められないのが現実の脳みそ条件です。せめて、碑文のローマ書体の原型を見入るばかり。伸びやかなQの文字は、美そのものですね。

碑文には文字だけでなく、線で刻み込まれた鳥や、イルカの姿も見事で、モザイクが先か、線画が先か、など、想像を巡らせます。

アクイレイア 国立考古学博物館

 

アクイレイア 国立考古学博物館

 

アクイレイア 国立考古学博物館 Fondo Cossarからの発掘

細密なリボンのモザイクは、私のモザイク史上5本指に収まるお気に入り作品。再開する喜びを噛み締めております。数ミリの大理石テッセラで、繊細な濃淡を表現しています。

アクイレイア 国立考古学博物館

 

アクイレイア 国立考古学博物館

回廊だけで、モザイクファンには見応え充分のアクイレイア国立考古学博物館。並んで、バジリカ近くに位置する古代ローマ遺跡も巡りたかったのですが、修復中で、立ち入りできませんでした。保存状態の良い美しいモザイクが残っています。22年前の写真から思いを次回にはせるとします。