平成三十一年正月日本橋界隈


平成三十一年正月4日、快晴。仕事始めですね。

引き続き、おめでとうございます。
日本橋界隈ウォーク。

日本橋三越のはしご乗り
日本橋三越に寄る。財布を新調したいと思っていました。近頃は百貨店からは足が遠のいているのでした。まぁ、今年は少し違う心持ちなので、老舗に寄ってみると、ちょうど、1階の中央広場で、江戸消防記念会第1区出初式 の準備をしているところでした。財布売り場の横がロープをはった会場でした。

演技が始まると人だかりも膨らみました。2階のバルコニーから列の後ろから隙間の吹き抜けの踊り場を覗き込みます。はしごに登った人と、2階のバルコニーの位置が同じくらいの高さで、臨場感がありました。6.5メートルだそうです、高いですね。2階では、若い奥様が子ども連れて陣取っていましたが、団員の家族のようでした。
技を決めるたびに私も思わず、驚いて、パチパチと、拍手しました。鳶職を目の当たりにした新年出来事です。

ちょっとだけ、文明の利器のビデオシェアしてみます。
日本橋三越江戸消防記念会第1区はしごのぼり映像1

日本橋三越江戸消防記念会第1区はしごのぼり映像2

江戸時代の消防団は1719年に大岡越前守忠相(おおおか・えちぜんのかみ・ただすけ、1677-1752)がとび職人を中心に「いろは四十八組」の町火消として江戸に組織したのがはじまり” 銀座新聞ニュースより

ニューカワイビルの銅像
早々に、正月らしいものを見ることができたと思いながらコレド室町に出店している金沢の黄金商品も愛で通り抜け、その日の目的の寳田恵比寿神社歩き進む時に、進行右側ビル入り口の陰にポッと、豊満な女性像のブロンズがあるので、目が留まりました。

ボテロ 母と子 1988 ニューカワイビル日本橋

見事な彫像の存在に引き寄せられ、上空を向いて、ビル名を確認したほど圧倒的な像でした。ニューカワイビルとある。彫像の後ろに幸いなるかな、隠れたタイトル板を読むと、納得のボテロ作。

豊満な人物像で知られた画家ボテロ。彫刻は、始めてだったので、はしごのぼりに続いて正月早々、驚きました。
和と洋の融合 ボテロの女性像
表現されたものは、西洋美術史のお手本のような聖母像と、日本の仏像餓鬼踏み をボテロの力量で美しく調和させた作品のように感じました。それとも、餓鬼踏みの表現は、日本を意識した制作でしょうか。臀部の突き出た女性像は、古代彫刻も彷彿とさせるし、ボテロ絵画は、根底に的確な立体表現があっての平面化だったのだと、改めて感じることのできた作品です。

ラヴェンナ時代に習う「売れる作家ボテロ」
ボテロを知った最初に知ったのは、ラヴェンナの美術大学の美術史の授業だったと思いますが、「よく売れている作家」という教授の言葉ばかり覚えています。その言葉がストンと腑に落ちた正月4日の日本橋の出来事、なんたる美の不一致!

新年彫刻との出会い連続 日本橋三越天女像
予想外の場所で、偶然レベルの高い美術作品に出会え、新年早々、インスピレーションを受けました〜。優れた作品のエネルギーは偉大です。見事と言えば、日本橋三越本店の天女(まごころ)像も、本日、改めて気がついた次第です。

”1960年に三越がお客様に対する基本理念「まごころ」をシンボルに、名匠・佐藤玄々(さとうげんげん)先生が弟子と10年かけて制作した像”だそうです。ものすごく大きいです。3階の吹き抜けまであるし、裏側まで細密な作り。財布売り場の店員さんに尋ねると、何十年も前からあるというお話でした。滅多に出かけない場所なので、気がつきませんでした。それとも、普段は、この辺り、催事があるから、下ばかり見ているのかもしれません。

 

ボテロ 母と子 1988 ニューカワイビル日本橋

 

ボテロ 母と子 1988 ニューカワイビル日本橋

Fernando Botero
Mother and Child 1988

フェルナンド ボテロ
母と子 ブロンズ

寳田恵比寿〜神田明神〜湯島天神〜太田姫稲荷

寳田恵比寿 べったら市の由来石碑 オズ和紙店舗前

寳田恵比寿神社は、初詣の小さな列ができていました。日本橋七福神巡りの人たちでしょう。私は、平成28年に廻ったので、今回は、べったら漬けひとかけらを頂き、列が短くなってから、参拝し、その足でさらに、神田明神まで歩きました。(年末年始はよく食べ、よく飲みましたので)この考えは、あまり良くないものでした。神田明神前の道路まで恐ろしく長い参拝客の行列に並ぶ元気はなくて、すぐに諦めて湯島天神に運びました。

湯島天神は、多分高校受験の時に、母がわざわざ、鉛筆を買ってきてくましたが、ちゃんとお礼参りをしていないと思いまして、心新たに御礼申し上げました。黒塗りの聖堂が印象的です。天神様の参拝作法がわからず、心の中で、今でも学問に熱中できることに感謝を伝えました。

湯島天神

 

湯島天神 すだじい

歩き疲れたので、御茶ノ水からJRに乗るつもりがうっかりそのまま竹橋、いえ、九段下まで歩いてしまいました。道すがら、太田姫稲荷神社 に出会い、参拝しました。寳田恵比寿神社が広く観光地化されたパワースポットだとすれば、太田姫稲荷神社は、地元の江戸っ子お婆さんが立ち寄るお稲荷さんという風情で、すっと気持ちが落ち着きました。実際、着物を羽織った粋なお婆さんの後ろ姿が印象的でした。

太田姫稲荷神社縁起

正月早々、三時間ウォーク。靖国神社まで坂を登ればたどり着けましたが、流石に疲れたので、東西線に乗り帰宅しました。

皆さま、本年もよろしくお願い申し上げます。
素敵な正月明けの週末をお過ごしください。