
「令和」
REIWA
新元号発表の11時15分、作業の手を止めてNHKニュース前に貼りつきました。
11時半ぴったりに発表だと疑いもしませんでしたが、待たせましたね。
時に初春の令き月、
気淑く風和み、
梅は鏡の前の粉を披き、
蘭は珮の後の香を薫らす。
(以下、読み方は、岡田読みです、正しくは、皆さまお調べくださいませ。)
ときにしょしゅんのよきつき、
きよくかぜなごみ、
うめはかがみのまえのこをひらき、
らんははいのうしろのこうをかをらす。

「令和」の意味を聞いたら、目の前に、春の景色がぱわぁーと広がって、涙がこみ上げてきました。
「れいわ」、予想していた元号イメージとは、ぜんぜん違って、明るい景色がふわっと舞い降りてきた感じです。
日本語の御歌から引用した元号だとは、驚きです!
英語教育に押され、失われつつある日本語再発見、うれしいです。
「REIWA」ちゃんって、赤ちゃんも、すぐ名付けられるのでしょうね。

我が家には、(私が買ったものではない)万葉集など、古典書物は事欠かないので、早速広げて引用元を調べてみました。よかった、ちゃんと、見つけられました。新訓 万葉集 上巻 佐佐木信綱編、217ページです。


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さて、梅の景色は、平成25年、梅ウィルスによる全伐採前の、吉野梅郷と、界隈の青梅里山風景です。
新元号では、日本のシンボル「桜」ではなく、「梅」を取ったことが、大きな話題ですね。
桜も、もちろん大好きですが、
梅の花の、おしべが大好きです。
パッと大きく見開いたお目目みたいだから、かわいいなぁって思います。
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御歌の読み解きは、まだ難しいですね。
解釈は、ネット先生にお任せし、
私は、自分の速度で、緩やかにかみ砕こうと思います。
春のボォーと湧き上がる景色とともに、新元号の気持ちをとりいそいで筆ペンで写し、手持ち写真の梅景色を探しました。
「梅花の歌三十二首并に序」には、
梅だけでなく、風・蘭・香・珮、モチーフは詠み込まれています。
珮は、わからない。
まぁ、いいです。わからない事も、いつかそのうち、今はそのままに。
平成最後の4月を、心機一転、気持ちを引き締め参ります!





