Chicago mosaics : Public Art in Chicago
the Four Seasons by Marc Chagall
シカゴモザイク旅 「四季」マルク・シャガール
1974制作
シャガールモザイク続き。EXELON PLAZA看板サイドから見た面の左側から紹介します。高さ3メートル、全長21メートルの大壁画。

私は、これまで、シャガールにはあまり興味を持ってこなかったので、生い立ちなど、シャガールについて、不勉強です。手元に詳細資料はないのです。
この度、シカゴで、シャガールのモチーフがあることと、シカゴ美術館には、ステンドグラスが所蔵されている事は、旅行ガイドから知りました。
「四季」というタイトルから裏面のモチーフとの比較をすると、こちらの面は、「春」あるいは「夏」場面の様子だと思います。
最後にリンクした制作ビデオ(フランス語版)を早見する限りでは、このプロジェクトにおいて、当初、シャガールの原画の再現について、ステンドグラス、絨毯など、様々な表現手段は検討され、モザイクに行きついたようです。モザイク制作者は、専門家の手によるもので、シャガール自身は、工房で、監修しています。
モザイクが出来上がってからも、大きな修正が入り、完成までの長い道のりが伺えます。ボリューム感だけでなく、これだけの内容について、作家の意図を汲み取り、再現するためには、モザイク作家の力量と忍耐力は、並大抵ではないと想像します。





シャガールモザイク。EXELON PLAZA看板サイドから見た面の反対側です。
写真は、私の手と、シャガールのモザイク握手。作品に触ってはいけませんので、全面からそっとカメラに収めました。テッセラの大きさの参考にも。
焚き火の場面も見受けられます。「秋」・「冬」の面でしょうか。







wttw:The Four Seasons by Marc Chagall
The Monumental Art of Marc Chagall:フランス語版のビデオですが、制作過程が描かれた作品です。