なつぞら21話「魂が見えない!」


こんにちは、高視聴率NHK朝ドラ「なつぞら」見ていますか?

柄本佑氏演ずる十勝農業高校演劇部顧問、倉田先生。
度々、倉田先生の口をつく「魂」の例え、響きませんか?

第7週最後の、勝農演劇部卒業のシーン。
お世話になった倉田先生に、部員が涙で歌を贈るシーンでした。その時の倉田先生、門出の言葉。

「北海道でも東京でも「魂」は一つだ。それを目一杯育てろ。魂の幕は、これからあけるんだ。」

第4週、「なつよ、女優になれ」(平成31年4月22日〜)は、印象に残りました。

広瀬すずさん演じるヒロインなつが、無理やりな演劇部に動員され、いきなり重要な役回りを演じるシーン。

倉田先生が、なつに何度も何度もダメ出しする場面です。

以下、K(倉田先生)N(なつ)T(天陽くん)

21話

>なつ、ペチカの台詞

K「だめだ!奥原!お前、何考えてる、ちゃんとやれ!」

N「あの、ちゃんとやってるんですけど、、。」

>なつ、ペチカの台詞、繰り返す。

K「ダメだ!も、一回」

N「わかりません、どうしたらいいんですか?」

 

K「どうすればいいのか、俺にもわからん。だが、お前がダメなのはわかる。自分で考えろ。」

 

何度も同じセリフを棒読みするなつの表情は落ち込んむ。

稽古を見ていた、天陽くんが呟く。

 

K「お前の台詞には、魂がみえてこないんだ。もっとちゃんと気持ちを作れ」

T「魂なんて、どこに見えるんですか。魂なんか、作れませんよ。」

22話

T「気持ちを作れとか、魂を見せろと言ってもわからないと言ってるんです。なっちゃんのままでいたらダメなんですか?他の魂を作らなちゃダメなんですか?」

 

K「彼はよくわかっている。彼の言う通りだ。」

 

K「台本には、俺の魂が入っている。役の魂は、お前ら一人一人の気持ちや魂を使って、

書かれている人物像を真似しているだけではダメだ。なつらしく、自分の気持ちを見せるしかないんだよ。それが演劇を作ると言うことだ。

 

”俺にもどうしたら良いかわからない。ただ、違うというのだけは判る。”

自分の気持ちや、自分の魂を見せるしかない。

おまえのは、マネしてるだけだ

 

 

良いですねー。

皆様の心には、響きますか?

モザイクアート教室でも、同じことを伝えたいのです。
古典モザイクの真似を通して、お客様の魂を模索して欲しい。

作り手の魂(その人らしさ)が表出されるモザイク作品作り。

これが、岡田七歩美モザイクアート教室の根底です。

 

 

以前お客様に、「先生こだわりすぎ」と指摘された事もありました。

 

そうかも知れません。

 

 

でも、イタリアでは、模写を乗り越える表現(自己解釈)をしないと、すぐ見抜かれます。

大切なのは、真似しようとしても真似できなくて表出してしまう、本人らしい領域。職人技みたいに仕上げる必要ではなく、正解はない曖昧な領域に身を委ねるのが、美術本来の勉強なのですが、うまく、伝えられません。でも、型、演劇で言う所の、台本はありき、必然です。