「たわいないもの」高畑勲氏 映画をつくりながらから


高畑勲展に行ったあとで、どうして、あのような物作りに取り組めるのか、スタジオジブリとは、宮崎駿氏と、高畑勲氏の違いは、など、当然疑問が生まれてくるものです。

 

私はもともと、家に揃っていた手塚治虫、長谷川町子、藤子不二雄氏らの漫画は良く読んで育ちました。

テレビ漫画は、世代的にカルピス劇場から物心つきました。

アニメ映画では、銀河鉄道999が大好きでした。

ジブリのブームが巻き起こった頃は、経済的にも、社交的にも、ひたすらイタリア留学のために準備をしていたので、あまり知りませんでした。

ジブリ映画館デビューは、帰国後公開された、「千と千尋の神隠し」です。

 

高畑勲展で展示されていた、膨大な手書きノートに触発され、高畑勲氏の書いた(書かれた)本を読んでみることにしました。
3冊とも、面白いですが、”ついでに”借りた鈴木敏夫氏の「仕事道楽」が、ジブリの起こりや、高畑氏と、宮崎氏について、そして作品についてなど、分かりやすくまとまっています。

いえ、”ついで”とは悪い意味合いではなく、
ジブリ成り立ち云々、そこまで到底視野を押し広げるのは無理だろうしといった視点です。

仕事道楽 新版――スタジオジブリの現場 (岩波新書)

映画を作りながら考えたこと 「ホルス」から「ゴーシュ」まで (文春ジブリ文庫)

 

「映画を作りながら考えた」では、音楽のつけ方について、「赤毛のアン」挿入歌について触れた箇所があるのですが、その中の高畑氏の言葉が印象的です。(私の高畑氏に対する高い関心が、そもそも、赤毛のアンの音楽ですから)

結局、アンは想像力に恵まれていたとか何とか言うけど、しかしああ言うのは「想像力」とは言わないですね。

===空想力、、。

空想力ですねえ。で、空想力でたわいもない空想力ですね?
たわいもないかもしれないけど、それは「たわいもない」と普通の大人が言うだけであって、アンにとっては切実なものであるし、ある時期の子供の成長の中で大変切実なものであってさ、それは決して「たわいないもの」の一語で片付けることの出来ないもので。しかし、想像力をああ言うもんだと思うとそれは間違いですね。

もっと、非常に現実的なもので想像力を働かすことが、普通の場合大切になってくるわけです。生きていく上では。空想力じゃなくて。人の心を思いやるってことも含めて、大事なことになってきますね。アンもだんだんそうなる。

 

ユリイカ 2018年7月臨時増刊号◎高畑勲の世界 -『太陽の王子ホルスの大冒険』『アルプスの少女ハイジ』『火垂るの墓』『平成狸合戦ぽんぽこ』『かぐや姫の物語』…アニメーション監督の軌跡-

 

さて、NHK朝ドラ「なつぞら」も面白いのですが、

私は、5年ぶりにDVDレンタルもしました。

「太陽の王子 ホルスの大冒険」

「セロ弾きのゴーシュ」

「火垂るの墓」

「平成狸合戦ぽんぽこ」

「ホーホケキョ となりの山田くん」

全部見たので、次借りようと思います。

そして、もう一度、高畑勲展 行きたいですね。

 

www.mosaico.jpのHPをwordpressに変えてから、今回のブログ記事(Topics)が、100番目となりました。

 

偶然NHK「なつぞら 」放送回も、このブログup翌朝100回を迎えていました。シンクロニシティを感じます。

つたない独り言ですが、これからも少しづつ綴ります。
どうぞ、よろしくお願いします。

 

混沌とする情報の坩堝の世の中で、窒息しそうになる思いもあるのですが、流されず、諦めず、

日本の天才達の創造に注ぐエネルギーを見習い、

私の魂に届くまで、手を動かそうと思う次第です。