「風に吹かれて」という言葉。
多くの活用例があるのですね。
わたしの風に吹かれては、風に吹かれてI-スタジオジブリへの道 (中公文庫) 鈴木敏夫氏の著作です。
ジブリ関連DVD28本見
「ホルスの大冒険」に始まり、10本 朝ドラ「なつぞら」に刺激を受け、 スタジオジブリ関連DVD10本見ただけで終わらずに、その後も借りて、見続けました。
(なつぞら 、個人的には、坂場君、あまり笑わないほうが好きだけどな。>蛇足)
今日で27本目。
最後に、「かぐや姫の物語」もう一度見て、とりあえず、この1ヶ月のジブリ体験は、小さくクローズ。
*「しわ」
「風の谷のナウシカ」
「天空の城ラピュタ」
「もののけ姫」
「かぐや姫の物語」
「パンダコパンダ」
「となりのトトロ」
「夢と狂気の王国」ドキュメンタリー
*「イリュージョニスト」
「崖の上のポニョ」
「風立ちぬ」
*「KIRIKOU」
「コクリコ坂から」
*「雪の女王」
「白蛇伝」
「長靴を履いた猫」
「太陽の王子 ホルスの大冒険」
「セロ弾きのゴーシュ」
「火垂るの墓」
「平成狸合戦ぽんぽこ」
「ホーホケキョ となりの山田くん」
*「王と鳥」
「わんぱく王子の大蛇退治」
「おもひでぽろぽろ」
「紅の豚」
「赤毛のアン グリーンゲイブルズ」
我ながら、よく見たと思います。
ほぼ、毎日1本。
暑すぎて、外出もままならず、夜のニュースや、ダラダラTV流し見削って、DVD三昧しました。
これだけ集中すると、それまでわからなかった事柄も、感じ取れてくる。
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原体験「赤毛のアン きこえるかしら」
何度か触れていますが、わたしが高畑氏のアニメに開眼したのは、リアルタイムTVシリーズの「赤毛のアン」。幼い頃からの原体験は、多分3つで、そのうちの一つ、体内に巣食っている創造的感動体験。
オープニング きこえるかしら は、エンディング「さめない夢」と重なって、原体験です。
オープニングとエンディング、どちらに大きく傾倒したかは、曖昧ですが、馬車に乗ったアンが、流れるように白い森を走り抜けるイメージと、エンディングの快活な音が複合的にミックスして、それまで経験したことのない強い独特のイメージを影響を与えたのでした。
音楽というものにたいした体験をせずに成長した少女の心に理屈抜きに与えた、オープニングの流れるような映像と音楽の一体感。
子ども向きに作られたTV漫画とは、明らかに何かが違うと感じました。
”その何か”が、何であるかはわからなかったけれども、
”違う”という感激が深く巣食ってしまった。
それが、28本DVD見の理由、全て。
*
これだけ集中すると、けっこうそれまで分からなかった領域がわかりかけてきて、楽しくなるし、スッキリもする。
DVDだけでなく、鈴木氏の並外れた書いてやるぞという意気込みがある書物からは、高畑氏、宮崎氏、そして、鈴木敏夫氏3者の、創造性という狂気によって結びつくプロセスが伝わってくるから、さらに面白くなる。
わたしはが、高畑勲氏に惹かれる理由も、集中見でよく感じ取れる。
28本どれもが素晴らしい作品で、*印は、ジブリライブラリーの海外名作、全て、2度も、3度も見直したい気持ちがいっぱい。
今の感激を新鮮なうちにあえて、あげるとすれば、
「わんぱく王子の大蛇退治」
「おもひでぽろぽろ」
「セロ弾きのゴーシュ」ですかね?
「かぐや姫の物語」はトップすぎる領域。
海外作品では、アルツハイマーを取り上げた「しわ」は、すごい。
*
最後に、「風に吹かれて」に戻ろう。
”アルプスの少女ハイジ」みたいな名作をつくってきた人がなにゆえ「じゃりン子チエなのか、まるで違う映画じゃないですか。”鈴木
「僕の中で一貫しています」って。「あなたがいっているのはね、アルプスの山と、今の大阪の下町が違うっていうことを言っているに過ぎないんだろう。場所が違おうが同じなんですよ。」高畑”
風に吹かれて 鈴木敏夫より
盆明けからは、youtubeで、「じゃりン子チエ」見られる。
わたしのジブリ運気は、まだまだ上昇気流。
アニメの神様から学ぶべきものは果てしない。
抽象的世界に生きていた脳の領域に、物語の世界が始まり、語りかけてきた。
TMSアニメ55周年公式チャンネル
https://youtu.be/EwIWo1me_VM