ヴァティカン美術館2 Roma
day2 :i musei Vaticani
ヴァティカン美術館モザイク中心に
ヴァティカン美術館は、システィナ礼拝堂、ラファエッロの部屋、古代彫刻が特に有名です。
当然私も、それら名作を鑑賞しつつ、モザイクにも目を走らせているといった具合です。
ヴァティカン美術館は、作品だけでなく、天井、壁、床、調度品全てが、鑑賞に値する作品群なので、いくら時間があっても足りません。
次第に慣れてくると、モザイクの存在にハッと気づかされますので、概ね、美術館内のモザイクは見てるとは思うのですが、、。
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ブログでは、一般的な旅行ガイドには掲載されにくい、モザイクのディーテイルを中心にお伝えしています。
以前ヴァティカン美術館を訪れたとき、私があまりに熱心に床ばかり見ているので、隣にいたイタリア人ツアーガイドさんが、「床もみてください!」と喚起していたほどです。
アルドブランディーネの結婚式の間
sala delle Nozze Aldobrandine

この部屋には、アルドブランディーネの婚礼図、一世紀のフレスコ画が展示されています。”世界初のウエディングドレスをまとった女性の結婚シーンが描かれたフレスコ画” であるそうです。
ウェディングドレスについての情報は、ブログを書いている今、知りました。
(旅行ガイドを持たず、気軽に旅する私は、だから、ブログを書きながら学ぶ意義があると思うのです。)

アレキウスとヘクトルの戦い モザイク
なるほど、ヘクトルの死体がアキレウスの戦車で引きずられています。トロイ戦争
オプス ヴェルミクラトゥム
opus vermiculatum
さて、私がこの部屋に関心があるのは、もちろんモザイクである。それも、極小1〜4ミリのテッセラを使い製作した、優れたモザイク作品があるからです。「オプス ヴェミクラトゥム」とは、こうした極小テッセラを使い細密画を描いたモザイクの総称です。
(マイクロモザイクでも良いと思うのですが、日本では、マイクロモザイクは、ミッレフィオーリなど小さなガラスパーツを用いて制作するモザイクアクセサリーとされている様子ですね。)
次の写真上部はフレスコの風景画、下部が、モザイクです。人の大きさと比較してください。



恐るべき精密度。





鑑賞しつつ、時折 i padで写真を撮っていると、英語圏の一眼レフを抱えた美しいご婦人が、「ちょっとどいてよ」と割り込んできた。プリーズがつかないのよね〜。
、、。
外国語、多少わかると、嫌な事も理解できるから、ちと不便もあるよ。
気にしなよう努めて、次に行こうっと。
さて、次ぎの美術館は、今回のヴァティカン美術館訪問で、どうしても確認したかったもう一つの極小モザイクを見ることにしましょう。グレゴリウス世俗美術館へまいります。
