モザイクの材料


テッセラ

ポイント矢印モザイクは、モザイクの材料を割り、作品に仕上げるアートです。絵画で指し示す所の、絵の具が、モザイクの材料にあたります。

古くは、大理石を割ったものを使い、床の装飾に応用していました。

テッセラとは

大理石

初期キリスト教時代のモザイク断片 イタリア・アクイレイア 遺跡から 撮影2018岡田七歩美 2センチ角に近い大理石の断片と、青〜緑にかけてのガラステッセラが入っています。茶は、テラコッタの断片だと思われます。

 

アクイレイア再訪〜2018その1〜Aquileia

 

イタリア直輸入の大理石

イタリアから、モザイク用にカットしたものを直輸入した大理石です。

こうした材料の他、モザイクの専門家は、30〜45センチ角の大きな石材も、どんどん割って、モザイク壁画や、大きな作品、仕事に応用し、活用します。

大理石は、自然石なので、色によって、硬度が違い、割る技術が求められます。

モザイク材料
イタリア直輸入の大理石 のがたモザイク工房

 

ズマルト Smalto/Smalti

ズマルトとは、主に、伝統的にヴェネツィアで生産されている、モザイク用の、色ガラスの総称です。

ズマルトと、テッセラ:ビザンティン時代のモザイクに使われた、モザイクガラス。円形に焼かれたガラスを割り砕き、使います。色彩が退色せず、永遠の輝きで、神の世界を表現するのが、この時代のモザイクの美学です。

 

ズマルト ちょうど、ピザの大きさと形に似ていることから、ピッツァと呼ばれることもあります。

 

現代では、生産性を上げるために、工場出荷時に、1〜2センチ角にカットしたズマルトも、出荷されています。

バブル期の日本のモザイク壁画には、こうしたズマルトが、そのまま贅沢に、使われた作品も多く見られます。

モザイク材料ズマルトガラス

 

ズマルトを割り砕き、ビザンティンの技法で制作した、モザイクアート看板 手間と時間が膨大にかかる仕事ですが、発色の良さと品格が何よりの魅力です。 制作:岡田七歩美 2014

 

旧のがたモザイク工房の様子 2011年 棚に様々な材料が並びます。

 

ガラスタイル glass Tiles

20ミリ角のガラスタイルを、カットして使います。

 

ガラスタイルを使ったモザイクアート制作例と、下部、10画タイル(白)、20ミリ角、ガラスタイル、10ミリ角タイル見本

 

タイル Tiles

一般的な10角タイルを、カットして使います。

建築現場の仕事をきっかけとして、2014年よりナホミオカダ は研究し、モザイクアートとして、実用化しました。

古典的なモザイク技法を、タイルを材料で用いることで、より安価に、しかし、より自由に、予算と工期の限られた建造物へ、モザイクアートの可能性を押し広げました。
モザイク教室でも、タイルモザイク の展開が、可能となりました。

 

他、タイル材料は、モザイクのクラフト用に2ミリ厚のものが開発されています。しかし、発色上の問題で、のがたモザイク工房では、採用しておりません。(特別な、ご要望がある場合には、使います)

一般的な10角タイルを用いた、タイルモザイク のがたモザイク工房」

 

一般的な10角タイルを用い、モザイクの伝統技法を応用したモザイクアート作品 制作:おかだなほみ

 

タイルモザイク 制作例 おかだなほみ

 

室内用タイルと、硬質タイル、ステンド用ガラス、ミラーなど

モザイクアート タイル割り

 

ミックスメディア モザイクアート 外壁装飾 :岡田七歩美 2015

 

磁器・陶器

食器など、磁器や陶器を割ったものも、モザイクアートの材料に使うことが可能です。

皿を割って、植木鉢のモザイクアートに利用

 

2016 ピカシェット スタイル

 

貝殻・小石・テラコッタ

このような材料も、古来から、モザイクの材料として使われてきました。

 

プラスティックや、なんでも

欧米では、現代、様々な、材料を、モザイクアートの技法で応用し、多岐にわたる優れたアート表現を実現しています。

 

起源とされるモザイクピース

モザイクの起源とされる、シュメール時代のテッセラ 古代オリエント博物館 撮影 おかだなほみ 2019・1

 

古代オリエント博物館へ モザイクの起源 装飾釘