2019 モザイク壁画修復 集合住宅管理組合法人様


約50年経過ガラスモザイク壁画修復工事

平成31年明けてまもなく、お問い合わせを受けました。
杉並区方南町、「カーサ和泉」管理組合法人様から、マンション共用部にあるモザイク画修復のご依頼でした。

のがたモザイク工房から距離も近く、早速、現場調査へ出かけました。

東京都杉並区集合住宅「カーサ和泉」 梵寿綱(ぼん・じゅこう)建築内エントランス部ガラスモザイク壁画。梵寿綱(ぼん・じゅこう)ご夫妻の手によるガラスモザイク 修復完成 2019年7月 のがたモザイク工房

 

ガラスモザイク壁画現調〜協力体制準備

制作後45年は経過しているというガラスモザイク。
大きさ、幅1メートル、高さ1、7メートル。
経年劣化で、モザイク壁画全面が浮いているような状態、壁画下部は膨張により、モザイクピースの欠損が著しい状況でした。

管理組合法人様によれば、この集合住宅は、日本のガウディとも称される建築家梵寿綱(ぼん・じゅこう)氏による初期の作品でした。

 

完成後 管理組合理事会様のお声

モザイク壁画の修復を、マンションの建築設計を担当された梵寿綱さんとつながる形でお願いできたのは、とても貴重なご縁でした。

経年劣化で傷みの激しかったモザイク壁画でしたが、専門家の手で丁寧に修復いただいたことで、美術的価値を失うことなくよみがえりました。

当マンションの特徴、そして価値でもあるデザイン性のひとつの象徴としてエントランス壁画が新たに息を吹き返したことに、あらためて感謝いたします。

ありがとうございました。

 

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モザイク画修復協力の打診

修復の計画書を作成する段階で、すぐ閃いた人物は、平成28年に埼玉県立高校のモザイク壁画修復の時に一緒に仕事をさせて頂いた、株式会社大理石モザイク、上哲夫先生でした。

上先生は、梵寿綱(ぼん・じゅこう)氏の建築に、数多くの大理石モザイクを制作されているので、この作品も、上先生が手がけたかもしれないと思い、連絡を取りました。

お問い合わせのガラスモザイクは、若き梵寿綱(ぼん・じゅこう)ご夫妻自ら制作したガラスモザイクであることが判明しました。以上の経由で、上先生とのチームで、モザイク壁画修復案件が始動しました。

 

ガラスモザイク壁画 修復前 平成31年1月撮影

 

ガラスモザイク壁画 修復前 下部の欠損部 平成31年1月撮影

 

ガラスモザイク壁画 修復前 下部の欠損部 平成31年1月撮影

 

ガラスモザイク壁画 修復前 左方・段階的な簡易修復と認められる複合的接着剤によるダメージ 平成31年1月撮影

 

ガラスモザイク壁画 修復後 平成31年7月撮影 のがたモザイク工房

モザイク画原状回復修復

美術修復には、お客様のニーズに合わせ、修復の段階を調整致します。今回は、管理組合法人様と、事前協議の上、欠損部は補う方針で、プランを制作し、モザイク壁画修復工事着工となりました。

 

ガラスモザイク修復工事 ストラッポ前割付 のがたモザイク工房撮影

 

ガラスモザイク修復工事 汚れ除去・欠損部修復 のがたモザイク工房撮影

 

ガラスモザイク壁画修復完成 2019年7月 大理石モザイク 上哲夫先生 上周平氏

 

ガラスモザイク壁画修復完成 2019年7月 大理石モザイク 上周平氏 のがたモザイク工房 岡田七歩美

 

本件は、カーサ和泉理事会様に許可を得て、お声、ならびに、建物名の表示をさせて頂いております。

 

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モザイク壁画・タイル壁画の修復について

美術修復には、修復の段階的方法論があります。

モザイク壁画・タイル壁画は、アイデンティティの一部

長年、暮らしの傍に存在したモザイク壁画・タイル壁画は、お客様の大切なメモリアルアートです。

のがたモザイク工房では、お客様のニーズを伺い、適切な方法論を共に検討して参ります。

モザイク壁画・タイル壁画修復工事お問い合わせ

 

2016 モザイク壁画修復 県立高校