canem cave 犬のモザイク画


canem cave(attenzione al cane)、猛犬注意

ポンペイ遺跡で発掘されたモザイクの多くは、ナポリ国立考古学博物館に展示されています。次の写真は、富豪ファウノの家から発掘されたマイクロモザイクのオリジナル作品です。

古代都市ポンペイ遺跡へは、ナポリから列車で小一時間、ヴェスヴィオ火山噴火で埋もれた古代都市、モザイクファンも訪れたい史跡ですね。

「鎖に繋がれた犬」モザイク ナポリ考古学博物館 撮影:岡田七歩美 2008

 

canem cave(attenzione al cane)猛犬注意 と刻み込まれた犬のモザイク遺跡の残る家 ポンペイ 撮影 2008

 

canem cave(attenzione al cane)、猛犬注意のモザイク画

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「鎖に繋がれた犬」ポンペイの犬は、保存状態の良いモザイク作品ですが、これからご紹介する作品は、このモザイクを、「画」で表現しています。

ポンペイの「犬画」制作について

区切りポイントポンペイの犬画は、集合住宅「カーザ・ポルタ」各戸の室内扉に設置。制作目的は、入退出時の、扉汚れのメンテナンスでした。キズ隠しのためにも活用しています。(2013年実施)

一般的にモザイク作品は重量が出ます。また、制作コストは制作時間に比例するため、「画」として、モザイク表現を試みよう。そうすれば、制作時間の削減にも重量の解放にもなるからです。しかし、結果的に、この作品の制作時間は、モザイク制作と同様に、手間の入る仕事でした。

設置後、不動屋さんは、絵ではなく、実際のモザイクだと思ったそうです。まるで、ポンペイ時代、富豪の邸宅に作られた番犬目的のモザイクと同じような逸話です。写真も絵画表現も十分に当然なかった当時は、モザイクが、来訪者の度肝を抜く表現手段だったとも言えるでしょう。

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本場イタリアの修復現場や、モザイク学校の勉強では、モザイクを写実的に、絵として描き起こす技術も求められます。モザイク画は、モザイク・テッセラ(モザイクピース)の流れを理解しないと描けないものです。

修復現場のモザイク描写技法は、テッセラごとに陰影がつけられ、本物そっくりに描かれたレベルで、本物そっくりです。イタリアの教会を巡るとき、モザイクだと思ってようく観察すると、描かれてたモザイク画だと、発見することもあるのです。

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ポンペイの犬画 制作:岡田七歩美

 

 

 

ポンペイの犬画 制作:岡田七歩美 2013 室内メンテナンス向け

 

 

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Casa Porta Nishiogikubo
  • Mosaic Arredamento
  • material/Acrylic paint
  • Tokyo Nishiogikubo
  • works Nahomi Okada
  • 2013  mosaic painting

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