作品「おすましパッセッジャータ。」2009


岡田七歩美 モザイクアート タブロー作品

「おすましパッセッジャータ。」2009年

パッセッジャータとは、イタリア語で、散歩の意味( passeggiata) 。イタリア語では、子音の重なりの発音は、跳ねるように発音します。日本語表記では、言語の発音にこだわって、(ッ)を導入しました。日本の散歩の感覚より、イタリアでの散歩のイメージを、作品空間に表したいという意思表示でもあります。

作品「おすましパッセッジャータ。」は、モザイク・アーティスト岡田七歩美の作品として、一つの方向性を打ち出すことができた作品です。(2011年ぶらり途中下車の旅でも紹介していただきました。)

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それまで、建物の床や壁を装飾することで発展したモザイクは本来、職人的な仕事だと受け止めていました。モザイクとしてアートの領域で表現することの難しさ、アートと工芸の狭間にも悩み、帰国後10年間は、その間で悶々とした時間を過ごしました。

日本モザイク・ビエンナーレ出品に向け、制作に入りました。
古典の模写でもなく、アート、芸術性を追求した姿勢でもなく、ビエンナーレという舞台の鑑賞者へ向け、分かりやすさ、伝わりやすさ、共感という目線でモザイクを考えました。

作家志向の強いものではなく、モザイクを知らない人からも、親しみを持ってもらえる作品。これが、岡田七歩美のモザイク芸術の第一の姿勢です。

私は、もともと、心の中を覗くような、抽象的な事柄が好きです。絵画表現でも、抽象を求め、描いてきました。芸術というと、私は、深く考えてしまう立場なのですが、モザイクは、私にとって、芸術志向の深みに陥る事なく、世間へ向けて広く明るく、分かりやすさを求めて、橋渡しをできる対象です。他のマテリアルとの違いも感じます。

モザイクアーティスト
モザイクアーティスト 岡田七歩美 2009

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「おすましパッセッジャータ。」
制作2009年 (モザイク・ビエンナーレ出品)

passeggiatina 2009
Nahomi Okada

mosaic art :marble,smalti,

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